PURPOSE STORY

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人材課題を解決し、日本経済を元気に。

株式会社マイナビ 転職情報事業本部 北関東・東関東営業統括部 埼玉・栃木・群馬ブロック ブロック長 尹 誠周(ゆん・そんじゅ)

「パーパス」ってなんだろう?

「ミッション」や「経営理念」と似ているけど、ちょっと違う。
企業と社会のつながりが欠かせない今、
ビジネスシーンで“存在意義”と訳されるこの言葉が、
多くの企業に求められている。

《一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる。》

これは、マイナビが掲げたパーパスとともに歩く、
社員一人ひとりの物語。





マイナビの事業の柱のひとつである「マイナビ転職」は、業界最大級の掲載社数を誇る転職情報サイトだ。同サイトを運営する転職情報事業本部では、全国44ヵ所にサポート拠点を配置し、企業の人材課題を吸い上げながら中途採用支援を行っている。

同部署において、埼玉・栃木・群馬ブロックのブロック長を務めるのが、2015年に中途入社した尹 誠周。もともとはプロサッカー選手だったが、現役引退後アルバイトや建築業界の仕事を経て、まったくの未経験から人材業界のキャリアをスタートさせた、異色の経歴の持ち主だ。

人手不足が叫ばれ、超売り手市場となっている今、企業の中途採用はますます困難を極めている。人材課題の解決を通じて、尹が実現しようとしているパーパスとは——。

プレッシャーをバネに、営業で結果を残す。

サッカーに魅了され、サッカー漬けの青春を送ってきた尹。大学卒業のタイミングで沖縄のサッカーチームとプロ契約を結び、楽しくも厳しい環境下でサッカーに打ち込んでいた。しかし、その日々も長くは続かなかった。

「3年目となる25歳のときに戦力外通告を受けました。それでもサッカーの道をあきらめられず、アルバイトをしながら社会人サッカーチームでプレーしていましたが、1年ほど経ち、そろそろ区切りをつけなければと思うようになったんです。建築業界で働き始めましたが、休みは少ないし、給料はなかなか上がらない。30歳も目前に迫り、どうにかしたいと考えていた時期に、友人からマイナビの話を聞きました」

当時、マイナビの転職情報事業本部で勤務していた友人の紹介で、尹は営業職の面接を受けることに。異例な経歴ながら、ポテンシャルや人柄を見込まれ、2015年12月に転職情報事業本部での採用が決まった。

「友人からは『若手でも活躍した分だけ評価してもらえる会社』だと聞いていました。人材業界も営業職も未経験でしたが、勢いのある私に期待してくれたのではないかと思っています。事業拡大で増員していたタイミングだったというのも大きいかもしれません」

現在はブロック長という役職に就いている尹だが、入社当初はかなり戸惑ったと言う。

「テレアポも商談もはじめてで、最初は何をどうすればいいのかわからない状態でした。でも、『ここで結果を残さないと後がない』という思いもあり、周囲の方に助けていただきながら、プレッシャーをバネに何とか結果につなげていきました」

入社して6ヶ月が経過した頃、尹はある企業との出会いを通じて、営業マンとして生きていくための活路を見出す。

「建設業の企業と商談する機会があったのですが、前職でリアルな現場を知っていたこともあり、クライアントの感じていることや困っていることがリアルにわかりました。そのことを伝えながら商談を進めた結果、受注につながっただけでなく、『尹さんは現場の気持ちや課題を理解して代弁してくれた。営業マンと話して心が震えたのは初めてだ』と社長さんに言っていただけたんです。そのときに、『営業として結果を残していけるかもしれない』と、自信を持つことができました」

その後、翌年2017年に東京・上野営業所の課長に昇進したことを皮切りに、2019年に城東営業所の営業所長、2022年には埼玉・栃木のブロック長、そして2024年には埼玉・栃木・群馬のブロック長と、スピーディーに昇進をかなえていく。そんな華やかに見える経歴の裏で、尹はそれまで見えていなかった「転職」を取り巻くさまざまな課題に直面することになる。

企業の隠れた魅力を発見し、気づきを与える。

現在、埼玉・栃木・群馬のブロック長として35名の営業部隊を率いている尹。月40件の営業に同行するだけでなく、自身もプレイヤーとして営業活動を行っているという。転職市場の動向は、コロナ禍を経て求人数が大幅に増加し、現在は超売り手市場に。その結果、大企業・中小企業問わず採用に苦戦するようになり、一部の企業には「あきらめムード」が漂っていると尹は指摘する。

「人材獲得はやはり、都心から離れるほど難しくなります。私の担当する埼玉・栃木・群馬では、建設業やドライバー業など人材不足が深刻な業界・職種が多いんです。そのため、クライアントからは『うちみたいな会社が募集しても応募はこないでしょ』といったネガティブな声が多く聞かれます」

確かに多くの求職者にとって、「都心の洗練されたオフィス」「高給なデスクワーク」「フレックスタイム制やリモートワーク制度」といった条件は魅力的だ。とはいえ、近年求められているのはそうした条件だけではない。

「『うちなんか』と仰っている企業でも、実際に現場でお話を伺ってみると、魅力的な社風を持っている場合も多いんです。近年では、『とにかく稼ぎたい』というより、『心地よく働きたい』という方が増えています。そうなるとやはり、職場の雰囲気や人間関係までよく見極めてから応募する人も多くなりますよね。そうした求職者の視点で見ると、若手の意見が取り入れられやすい風通しのよい企業や、和気あいあいと働ける企業は、条件面では他の企業に及ばなくとも、希望を十分に叶えてくれる魅力的な応募先と言えます」

ときには、外部の視点で厳しい現状を踏まえたアドバイスをすることもある。長年、転職市場を見てきたからこその助言だ。

「例えば、漠然と『35歳以下の人が欲しい』と話すクライアントは多いのですが、年齢を絞ると中途採用はひときわ難しくなります。でも少し年齢を上げれば、自社に合う優秀な人材を獲得できる場合も多いんです。シビアな現状だからこそ、こうした条件緩和の提案も重要だと考えています」

企業の魅力を再発見して気づきを与える。必要であれば現実を見据えたアドバイスをする。それが営業としてのもっとも大きな役割だと、尹は強調する。しかしながら、“採用のあり方”は年々変化し、多様化している。この変化に対応していくことも営業の役割だと尹は語る。

時代にマッチした手法で、採用を成功に導く。

ブログやSNSを活用して自社で働くイメージを伝える「採用広報」の普及に伴い、マイナビでも採用広報支援が広がっている。地道な情報発信が必要だが、長期的に続けると結果につながりやすいため、尹が力を入れている支援のひとつだという。

「採用広報を通じて、会社のありのままの姿や働いている人の様子が伝わると、応募につながりやすくなるだけでなく、求職者の企業理解も深まります。そうなると、面接でも話が盛り上がりやすく、お互いをさらに理解しやすくなるんです。実際、そこから採用に結びついた事例も多数あります。当社では、マイナビ転職内で投稿できるブログや動画をメインに、社長の想いや中途社員の活躍、働く様子、休日の過ごし方などを生き生きと伝えるノウハウをお伝えしています」

近年では、採用難や働き方の多様化が広がるなか、求人広告を一定期間掲載するだけでは応募が集まらないケースも増えてきている。こうした時代の変化に合わせて、マイナビは中途採用支援の商材を年々増やしていると尹は言う。

「超売り手市場となっている今、自社にマッチする人材を獲得するには、長期に渡って“網”を張ることも重要です。そうした近年の市況を鑑みて、2023年の夏頃から、長期で求人募集を行いながら、同時に採用広報も行えるプランを一部エリアでリリースしています。求人の募集から採用決定までに要する期間が年々長期化している中、コストを抑えながら求人を長く掲載できる本プランは、多くの企業から好評をいただいております」

マイナビの強みである「フェア」の開催もまた、企業と求職者のマッチングに欠かせない場となっている。尹が管轄する埼玉・栃木・群馬でも、各エリアで年間8回ほどのフェアを開催している。

「求人広告では伝わりづらい魅力を伝えられるのが、フェアの一番の強みです。求職者が実際に社員や役員と話し、人柄に触れることで、企業への印象が一瞬で変わることもあるんです。求人広告では若年層からの応募が集まりにくい業種でも、対面で会うことで採用に結びつくケースは少なくありません。もちろん、働く環境や制度なども重要ですが、求職者の心を動かして、最終的にそこで働きたいと思わせるのは、その企業の『人』の力だと私は思っています」

率いる組織を発展させ、日本を元気に。

尹は、2022年の春からブロック長に就任し、企業の採用課題にひたむきに向き合う日々を送っている。目の前の数字ばかりを追っていた若手時代から、見える景色は大きく変わったと言う。

「日本は今、労働人口が減って景気が後退していますが、人材不足の問題を解決できないと、やはり経済も回復しない。実際、クライアントの中でも、人手不足で新規の案件を取ることができず、業績を伸ばせないでいる企業も多く見てきました。だからこそ、マイナビの中途採用支援によってクライアント一社一社の人材課題を解決し、事業成長を後押しすることで、日本の経済発展につなげていきたい。そして、今の子どもたちが未来に希望を持てるよう、日本を元気にしていきたいですね」

そのためには、マイナビの組織を活性化させていく必要がある。ブロックを率いる尹は、埼玉・栃木・群馬ブロックを模範となる組織にしたいと意気込む。

「2024年の春、埼玉・栃木、埼玉・群馬の2つに分かれていたブロックが1つに結合され、現在のブロックが誕生しました。強みや文化の異なる2つのチームがまとまることで、よい化学反応が起き始めているのを感じています。この空気のまま組織をよりよい方向に導き、マイナビのなかで一目おかれるような組織にしていきたい。そうして、人材業界全体にも良い影響を与えていきたいですね」

自身の率いる組織を元気にし、より多くの企業の人材課題を解決する。その連鎖によって日本全体を元気にしていく。それが、ブロック長となった尹が胸に刻んでいるパーパスなのだ。

株式会社マイナビ 転職情報事業本部 北関東・東関東営業統括部 埼玉・栃木・群馬ブロック ブロック長

尹 誠周(ゆん・そんじゅ)

2015年12月、株式会社マイナビへ中途入社。神奈川支社に配属後、中途採用の課題を抱える企業に対し、「マイナビ転職」をメインとした全般的な支援を行う。2017年には竹橋本社へ異動し、上野営業所の課長に昇進。2019年に城東営業所の所長となり、城東エリアを約5年間担当する。
2022年からは埼玉支社でブロック長を務め、埼玉県・栃木県エリアの企業を担当。2024年4月に、埼玉県・栃木県・群馬県エリアのブロック長に就任。現在に至る。

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